第7回心電図検定まであと322日！
一日、一心電図
本日からスタートします。
これから
「毎日」
「1日1枚」
をしばりプレイとして、
日々臨床で出会う心電図をアップしていく予定です。
最も重要視することは、
「継続」
です。
したがって、
細かい診断基準や周辺知識よりも
「その1枚に触れる」
ということを大事にしてください！
毎日、1枚触れることを習慣化しましよう！
一緒にカウントダウンも！
タイトルにも入れましたが、
第7回心電図検定までの残された日数が
あと322日
です！
うちのAlexaに聞いて確認したので、
間違いないでしょう笑
先日、
第6回の合格者発表があったようです。
合格された方々、
本当におめでとうございます！
そしてこれまでの努力、
本当にお疲れさまでした！
第6回の合格者の方々が発表されているということは、
そうです！
第7回心電図検定から1年が切り、
カウントダウンが始まった
とういことです。
ちなみに、第7回の心電図検定は
2022年1月9日(日)と1月10日(祝)
で行われる予定です。
これまでの流れからは、
初日が4級、2級
2日目が3級、1級
となると思われます。
お示しした322日は初日に合わせた日数です。
まだ322日あるのかと思えば、時間があるような気がしますが、
「心電図学習は、知識と洞察力と修練である」
と、偉い先生がなにかの本に書いておりました。
まさに
「その通り！」
だと思います。
知識
洞察力
そして
修練！
なんですよね。
「修練」は短期間で行うことではありません。
「練り上げる」ためには、それ相当の時間が必要です。
私達は
その修練を日常診療・業務の傍らで
行わなくてなりません。
しかし、その修練の先には、
「心電図をスラスラ読んで、
患者さんのQOLや予後の改善に貢献する！」
ことが現実のものとなります。
もう、楽しみでしかないですね！
ということで、皆さん。
あと322日。
一緒に頑張っていきましょう！
過去の心電図検定の記事
今日の心電図
では、
今日の心電図です。
心電図診断をお願いします。
アクションも思い浮かべてくださいね！
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心電図診断は
「４：１心房粗動」ですね。
心房粗動は、
・正常P波がない
・ⅢaVFⅡで等電位線がない鋸歯状波(F波 220-350/分)
・種々の房室伝導比を呈する
が特徴です。
今回の症例は、
入院中の患者さんに
発作的に心房粗動が出現。
ナースがモニターで発見。
「はじめVFかと思いました！」
と、一瞬ヒヤッとしたようです。
たしかに、
「明瞭なF波」と「電位が低めのQRS」
とが合わさって、
あたかも
心室細動(VF)
のように見えたのだと思います。
実際には、
VFのつもりで本人のもとに駆けつけると、
本人さんはピンピンしていて、
数分後には上記波形は消失し、
洞調律に復帰したことから、
心室細動ではなかったと判断できます。
冷静に見返してみると、
４つの「等電位線を持たないF波」
に対して、
１つの「QRS-T」
が対応しております。
「4:1の心房粗動」です。
QRS波のあとのF波は、
他のF波と比較すると、
少し大きめです。
これはT波が重なっているためでしょう。
補助線付きの心電図です。
まとめ
・心室細動が疑われたら、まず患者のもとへ
・QRSが小さいと、心房粗動もVFみたいに見えることがある
・心房粗動の特徴は「等電位線のない鋸歯状波(F波)」
では、またあした！
心電図検定公式問題集(第3版)
第44問~59問までが「上室性頻脈性不整脈」のパートになっています。
心房粗動に関しては、第51問-54問は類似症例になっています。
確認してみてください。
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