心室期外収縮(PVC)

〜1000本ノック〜

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くわしい電気生理学はよくわかんないけど、

臨床現場での心電図をこよなく愛する循環器内科医が、

臨床で出会った心電図を格闘しながら解説していきます。

 

きついけどやめられない心電図判読。

 

あたかも筋トレのよう。。。

 

一緒に頑張っていきましょう!

 

心電図検定対策もしていきます!!

 

 

復習が大切です!

→ basic001-005のreview〜basic006〜

 

 

1000本ノック

 

さあ、このブログの真骨頂。

 

practice makes perfect! (習うより慣れろ!)

 

1000本ノックを開始いたします。

 

https://dictionary.goo.ne.jp/word/千本ノック/

 

 

1000本ノックでは、

細かい解説は抜きにして、

ただただ多くの症例に触れていただきます。

 

そして、その「かたち」と「りずむ」を

潜在意識の中へ染み込ませていきます。

 

記念すべき第一回は、「心室期外収縮(PVC)」です。

 

1000本はさすがに症例を集めることはできませんが、

みなさん自身で今回の症例を繰り返していただき、

1000回(マジで!)判読してみてください!

 

例題

 

 

 

問題

さあ、始めましょう!!!

 

解説

2拍目、6拍目、10拍目がすべてPVCです。

2拍目、5拍目、8拍目がPVCです。

2拍目、6拍目がPVCです。

5〜7拍目がPVCです。連発です。

2拍目、4拍目、10拍目、12拍目がPVCです。

2拍目、4拍目、10拍目、12拍目がPVCです

3拍目がPVCです。R on Tになっています。以降、心室頻拍となっています。

4拍目、8〜9拍目がPVCです。

6拍目がPVCです。

6拍目がPVCです。

2拍目がPVCです。PVCの際は、圧波形が弱いです。

 

 

お疲れさまでした!

 

何も言わなくていいいです。

 

ここまで読んでいる貴方は、

この怒涛のノックに耐えたということですから、

ひと回り大きくなっていること間違いなしです!

 

ぜひ、1回ではなく、10回繰り返してみてください。

それだけで、あなたはPVCを100例判読したことになるんです!

すごくないですか?

 

では、心電図マスターを目指してお互い頑張りましょう!

 

 

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コメント

  1. 佐野淳子 より:

    いつも勉強させて頂いています
    沢山の問題ありがとうございます
    質問がありコメントいたしました

    問題3の赤矢印が分からないのでおしえていただかませんか?
    また、問題8 9 10もRonTと思ったのですが、その理解でよろしいでしょうか?

    お忙しい中申し訳ありませんが、お時間できた時に返信いただけると助かります

    よろしくお願いします

    • EIJI EIJI より:

      コメントありがとうございます。

      ー問題3の赤矢印が分からないのでおしえていただかませんか?

      この問題の赤矢印と青矢印は、洞結節由来の心房興奮(洞性P波)を指しています。
      心室期外収縮(PVC)が起こっても、その電気刺激が心房内に侵入(通常の刺激伝導系を介した興奮とは逆向きに房室結節を通過しますので、「逆伝導」とか「室房伝導」とか言います)することがなければ、洞結節は自分のペースを乱さず、一定間隔で電気刺激を作りますので、心房興奮波であるP波も一定に作られます。
      ただし、この問題3では、洞性P波に対応した心室波であるQRS波は形成されておりません。
      なぜなら、洞性P波からの電気刺激が房室結節に流れてきても、PVCの電気刺激の侵入があったばかりですので、不応期を形成しております。
      そのため、房室結節としては、
      「今さっき、電気流したばかりなのに、また電気流すの?!
      それはちょっと早いよ!
      ということで、今回は電気流すのは許しません!」
      と、洞結節由来の電気の伝導をブロックします。
      結果として、QRS波は形成されないのです。
      この現象が起こったPVCのことを「完全代償休止期を伴うPVC」と言います。
      房室結節は、もともと
      「過剰な電気刺激が伝わりすぎないようにする(不必要な頻拍の予防)」
      という重要な役目を持っています。
      その働きが発揮された現象とい言えますね。

      ー問題8 9 10もRonTと思ったのですが、その理解でよろしいでしょうか?

      T波の上にQRSがのっかているので、「R on T」ですね。
      ただし、致死性不整脈を引き起こす可能性という観点から考えると、
      T波の頂点付近(わかりにくい時はT波の真中付近でいいと思います)にあると言われる心室の受攻期にPVCが発生しているものを、
      「R on T」と呼ぶのが適切かなと思います。
      T波とPVCとの距離が近ければ近い程、危険な「R on T」だという認識で臨床においても良いかと思います。