繰り返しになりますが、
「マス」と「目盛」を分解すると、
「タテ」と「ヨコ」に分けられます。
reviewはこちら → マスと目盛〜basic〜
前回、「タテとヨコ」の「タテ」について学習しました。
「タテ」は電位でしたね!
reviewはこちら → 「タテ」と「ヨコ」「タテ」編〜basic〜
今回は「ヨコ」です。
今回は「ヨコ」にフォーカスします!
「ヨコ」は時間
「ヨコ」は「時間」を示しています。
心臓は常に動いている臓器。
つまり心電図が作り出す電気信号も
刻一刻と変化するのです。
だからこそ時間とともに波形の変化を見ていく必要があります。
単位は「m秒」
よって、単位は 「m秒」です。
ちょっとまてよ!
「秒」はわかるけど、前に「m」がついとるぞ?!
「m」は「1/1000」ですので、
1秒=1000m秒
です。
マスや目盛をこの「m秒」と関連付けるための指標が必要です。
紙送り速度
それが「紙送り速度」です。
「較正波」よりもさらに脇役です。
心電図に必ず記載されているますが、
多くの方が見逃していると思います。
この「紙送り速度」からマスや目盛との関係性が見えてきます。
「紙送り速度」は25mm/秒
通常の「紙送り速度」は25mm/秒です
したがって、下記のような関係性となります。
つまり
1マス=200m秒
そして
1目盛=40m秒
このように定義されることで、心電図の各波の「ヨコ」の基準を定義し、
心電図記録用紙上で評価ができるようになります。
そして、基準から外れると、下記のような言葉遣いをします。
波によって表現の仕方が変わるので、注意です。
でも、ヨコの評価、つまり時間の評価をしているに過ぎません。
1目盛=40m秒 1マス=200m秒
以上は、マストで暗記してください!
まとめ
・「ヨコ」の評価をする際は、「紙送り速度」で基準づくり
・「m秒」という見慣れない単位が出てくるが、1/1000秒なだけ
・1目盛=40m秒、1マス=200m秒
・ヨコの異常の言葉遣いをマスターする
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