心房粗動 判読演習(伝導比編)

まとめ記事
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AFLの判読演習(伝導比編)、やってみましょう!

 

ポイントは、

・心房粗動と認識できること

房室伝導比

・通常型と非通常型の識別

です。

 

さらに治療まで思いを馳せることができればさらにOKです。

 

問題

問題1

問題2

 

 

解答

問題1

Ⅱ誘導です。

上記のように粗動波が見えるとOKです。等電位線がありませんね。

 

粗動波4つにQRS1つですので、

4:1 AFL

です。

緑矢印の部分は、

粗動波にT波が重なっています。

 

粗動波は

下にだらだら

ですので、

通常型AFL

であると予想されます。

 

心拍調整はできており、抗凝固療法も追加したいですね。

待機的にカテーテルアブレーションで根治させたいですね。

 

問題2

Ⅱ誘導です。

問題1とほぼ同じです。

上記のように粗動波が見えるとOKです。等電位線がありませんね。

 

粗動波4つにQRS1つですので、

4:1 AFL

です。

赤矢頭と青矢頭の間の粗動波部分は、

粗動波にT波が重なっています。

 

粗動波は

下にだらだら

ですので、

通常型AFL

であると予想されます。

 

心拍調整はできており、抗凝固療法も追加したいですね。

待機的にカテーテルアブレーションで根治させたいですね。

 

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