第7回心電図検定まであと321日!
一日、一心電図
slow and steady wins the race!
継続は力なり
です。
本日も頑張りましょう!
昨日から開始でした笑 ↓
第7回心電図検定の目標
次回の心電図検定の目標は、
「1級でマイスター獲得」
です。
私は、
第2回で2級合格(成績優秀者(*´∀`))
第4回で1級合格
を取得しました。
第6回を受験する予定でしたが、
色んな事情で第7回への振替をすることとしました。
第6回に向けては、
実際のところ申込みをしただけで
まともに試験対策をしておりませんでした。
しかし、第7回に向けては
しっかりと目標を立てましたので、
1日1日大事に頑張っていこうと思います。
ということで、皆さん。
あと321日。一緒に頑張っていきましょう!
今日の心電図
では、
今日の心電図です。
91歳女性。
ここ数日体調が悪かったようです。
その後、自宅で意識消失発作し、救急搬送。
搬入時のECGです。
心電図診断をお願いします。
なんかやばい雰囲気ですね…
アクションも思い浮かべてください。
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心電図診断は
「完全房室ブロック」
ですね。
解説
一見して、高度の徐脈です。
心拍数 24/分程度。やばい。。。
徐脈は、
「洞不全」
か
「房室ブロック」
のいずれかでることがほとんどです。
V1に着目すると、
P波(赤)は100/分程度で元気に出ています。
つまり洞機能は正常です。
よって、
消去法で「房室ブロック」と診断できます。
さらに確認してきましょう。
完全に、P波(赤)とQRS-T(青)がバラバラです。
心房も心室もそれぞれ勝手に行動している。。。
12誘導では各誘導5秒しか記録されておりませんので、
リズムストリップを確認しましょう。
多くの場合、20秒ほど記録されています。
リズムストリップでもう少し長い時間見ると、
・PP一定
・RR一定
・RR間隔>PP間隔
でもあることが確認できます。
したがって、「完全房室ブロック」と確定診断できました。
印象としては、
「P波わいわい、QRSまばら」
って感じですかね。
その後のアクション
本症例では、
救急外来で
アトロピン静脈注射
を行い、すぐにカテ室搬入し、
経静脈的ペースメーカー
を一時留置しました。
房室ブロックの原因となるような
電解質異常
薬剤副作用
などの可逆性要因がないことを確認しました。
後日、
恒久的ペースメーカー
を留置し、
元気に独歩退院されました。
まとめ
・徐脈では、「洞不全症候群」と「房室ブロック」を鑑別に考える
・「P波わいわい、QRSまばら」で疑え。
・症状を伴う房室ブロックは、恒久的ペースメーカー植え込み術の適応!
では、またあした!
参考にしました!
↓↓↓
・『不整脈非薬物療法ガイドライン 2018年改定版』 JCS/JHRS
・『心電図の読み方パーフェクトマニュアル』
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心電図検定公式問題集(第3版)
第32問~43問までが「徐脈性不整脈」のパートになっています。
房室ブロックに関しては、第33問、39問、43問は類似症例になっています。
確認してみてください。
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