心電図の基礎のきそ 〜「りずむ」と「かたち」〜

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また新たな年度が始まりました!
さっそく、心電図の基本から学習していきましょう!

 

12誘導心電図の「見方」とは?

12誘導心電図には、多くの情報が含まれています
それらの情報を取り出すために、どのように判読すべきか、非常に悩むと思います。

その悩みを解決すべく、
まずは、12誘導心電図を判読する際の「はじめの一歩」をお伝えします。

はじめの一歩」が間違っていると、全く意図していない場所にたどり着いてしまいます。心電図判読で言うなら、読み取るべき情報を得られないことになってしまいます。

そうならないように、正しいはじめの一歩の踏み出し方をマスターしましょう。心電図から様々な臨床情報を取り出すためには、他にも知識が必要ですが、すべての判読においてこのはじめの一歩はかならず踏み出さなくてはいけません。避けては通れません!

心配しないでください。とても簡単なことなんです!
2つの視点
を意識するだけなんですから!

一緒に頑張っていきましょう!

りずむとかたち

「はじめの一歩」として、

・りずむ
・かたち

にそれぞれに意識した視点を持つ、ことを意識してください。

 

はい、以上終わり!

って言ったら、みなさんにどつかれると思いますので、もう少し具体的にお示しします。

意識していないとき

 

 

 

 

 

 

 

意識していないときは、波形すべてが目に飛び込んできます

りずむを意識しているとき

 

 

 

 

 

 

 

りずむを意識しているときには、

一つの誘導

に着目して

複数の心拍

を確認していきます。

 

そうすることで、

P波(心房の電気興奮)とQRS-T(心室の電気興奮)の関係性

を把握することができ、「調律診断(りずむ診断)」を行うことができます。

りずむ診断は、不整脈を同定することになります。
つまり、12誘導心電図で(ほぼ)確定診断を行うこととなるのです。

 

かたちを意識しているとき

 

 

 

 

 

 

 

かたちを意識しているときは

一心拍に固定

して、

すべての誘導

を確認していきます。

そうすることで、「波形診断(かたち診断)」を行うことができます。

波形診断だけでは、臨床の確定診断をすることはできませんが、
鑑別診断を絞るための情報となります。

 

まとめ

調律(りずむ)診断波形(かたち)診断の特徴をまとめてみました。

 

 

 

 

 

 

 

上記のそれぞれの特徴を知っておいてください。

そして、りずむを意識して判読するときは、

 

 

 

 

 

 

 

このような見え方となりますし、

 

かたちを意識して判読するときは、

 

 

 

 

 

 

 

このような見え方になります。

どうですか?慣れてきましたか?

 

てすと

 

 

 

 

 

 

 

カッコに入る言葉を考えてみてください。

。。

。。。

。。。。

。。。。。

答えは、

 

 

 

 

 

 

 

でした!

これからの12誘導心電図判読では、上記の2つの視点を意識して、判読してみてください。はじめの一歩で2つの方向性に絞っているので、混乱することなく心電図判読がはじめていけるはずです!

 

参考

 

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