今日の学び
・STEMIに対してprimary PCIを施行した場合に、12誘導心電図で出現するはじめの陰性 T 波の深さがその後の心機能を反映する
・たかが心電図、されど心電図
・AFMR (atrial functional mitral regurgitation)の日本でのデータ(doi:10.1253/circj.CJ-17-1334)
10年以上で3割がsevere MR
予後は一次性MRとHFrEFのFMR(VFMR)の間ぐらい
結論では、”Functional MR and TR in AF With Preserved EF may have to be treated more intensively”みたいなニュアンス。
→AFは早期発見し、積極的にリズムコントロールしたほうが良さそう。EAST-AFNET4の結果とも一致しそうだし。
・心臓は一本の管(原始心筒)がD ループと呼ばれる回転をしながら折れ曲がっていくことで形成される。
・心房と心室の間にあった房室管が、アポトーシスで房室結節部分を残してなくなってしまい、そこに線維組織が形成し電気的絶縁が完成する。
・そのアポトーシスの過程で細い伝導性のある通路が残り、その中で太いものがKent束である。
・Kent束の伝導は、双方向性伝導、一方向性伝導、間欠性伝導などある。
・顕性 WPW 症候群の約1/4では副伝導路の逆行性伝導が存在しない。そういった症例では「通常の」SVTは生じない。
・心室筋の脱分極時間は60~100msで、心室筋の不応期は200 ms程度である。
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