※JHRSホームページ(http://new.jhrs.or.jp)より抜粋
心電図に携わるものなら、一度はその名を聞いたことがあるであろう「心電図検定」
回を重ねるごとにその受験者は増えつづけているという、今話題の検定試験です。
何を隠そう私もこれまで1級、2級を受験して、一応「合格」を手にしております。
ちなみに、2級では満点を獲得し、主催者側から褒めてもらいました笑(学会のホームページに名前が載っているらしい…)
その際の勉強法などはまた別の記事でお話しますね。
ではでは、アツい検定試験である心電図検定について、今回から数回にわたり、個人的な見解たっぷりの解説をしていきたいと思います。
下記の情報は、主催者ホームページから抜粋しております(2021年2月14日現在)
主催団体
「一般社団法人
日本不整脈心電学会
JHRS(Japanese heart Rhythm Society)」
です。名前からして、心電図に関わる学会で最も大きな学会だということがわかりますよね。
不整脈分野の治療法が記載されたガイドラインも日本循環器学会とこの日本不整脈心電学会の共同作成となっております。つまり権威のある学会のありがたーい検定であるということです(えっへん)
※ちなみに私自身は、虚血性心疾患や四肢血管に対するカテーテルを専門にしておりますので、この学会の理事でもなければ、学会員ですらないです笑
開催時期
「年1回、毎年8月 ⇒ 第6回から冬開催へ」
夏の暑い時期の受験であったことを思い出します。東京会場で受験したのですが、準備が出遅れてしまい、お盆前でホテルも飛行機も予約を抑えるのに苦労しました。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、2020年度は2021年1月10日と11日に開催されました。それに伴ってか、次回第7回も冬開催予定です。2022年1月9日(日)/10(月・祝)予定。
受験資格
「心電図に興味を有する方」
医師だけでなく、学生、看護師さん、生理検査技師さん、その他のコメディカルスタッフ、誰でも受験できます!この受験資格「心電図に興味を有する方」ってなんだか、かっこいいですね!
検定の目的
「心電図に関わる多くの知識を普及させ、我が国の医療の質の向上につながる活動を支援する」
検定の目的が素晴らしいですね!実際、この検定が普及してきていることで、多くの患者さんに還元されていることがあると思います。
私の周りでも、研修医の先生や検査技師さん、看護師さんが受験して、心電図判読力を磨き、循環器疾患に積極的に関わってくれるようになっています。
心電図だけでなく、そもそもの循環器疾患自体が「急変するから、重症だから、怖い」と敬遠されがちですので、心電図検定がその恐怖感を下げるきっかけになっていることは素晴らしいことだと思います。
また、そういった心電図すきになっちゃったスタッフが判読の難しい心電図を私達循環器内科医に聞きに来てくれる場面も増えており、循環器内科医もその判読力に磨きをかけるよう努力しております(結構、プレッシャーです笑)
まとめ
まずは、第1回として、
・主催団体
・開催時期
・受験資格
・検定の目的
でした。なんといっても誰でも受験できる検定試験です。心電図の判読力を磨きたいと思っている方、もしくは、心電図に苦手意識を持っている方、どちらの場合も、それは「心電図に興味を有する」状態です!
ぜひ受験を検討してみてください。
では、第2回でまたお会いしましょう!
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