くわしい電気生理学はよくわかんないけど、
臨床現場での心電図をこよなく愛する循環器内科医が、
臨床で出会った心電図を格闘しながら解説していきます。
きついけどやめられない心電図判読。
あたかも筋トレのよう。。。
一緒に頑張っていきましょう!
心電図検定対策もしていきます!!
目標
心電図を読むための前提条件を知る
心電図が適切に記録されていないと。。。
適切に記録されていない心電図は、
患者さんの心臓の状態を正確に表していないことになります。
とういことは、
患者さんの状態を誤って捉えてしまうことになり、
これでは、患者さんの診療に心電図が役に立っているとは言えません。
残念ながら、適切に記録されていない心電図は判読に値しない。
したがって、心電図判読を行う以上、
その心電図が適切に記録されているかを判断する能力が必要となります。
そして、適切に記録されているかを判断するためには、
その人自身が適切に心電図を記録する能力が備わってるないとその判断は困難です。
例えば
例えば、
サッカーが趣味だと仮定しましょう。
全くサッカーができない人に
「お前はサッカー下手だな」
などと、評価されたら、腹が立ちますよね。
「サッカーできんやつに言われたくない!」
って思いますよね。
心電図の場合も一緒です。
心電図をきちんと記録できない人が、
他人が記録した心電図の是非を評価するなんてできないのです。
心電図を読む、その前に
以上から、心電図を判読する、その前に
・心電図を適切に記録できること
・心電図が適切に記録されているか、判断できること
の2つのちからを身につける必要があります
そして、もう一つ。
記録された心電図の後ろには、本来私達が最も関心のある
「患者さん」
が存在するわけであり、
・患者情報を適切に集めることができる
といった能力も必要です。
次回から、具体的に上記3点について解説していきます。
まとめ
・心電図を読む前に押さえておくべきこと
・心電図を適切に記録できること
・心電図が適切に記録されているか、判断できること
・患者情報を適切に集めることができる
★practice makes perfect!です。reviewしましょう!
→ basic001-005のreview〜basic006〜
★心電図の基礎固めはこちら↓
価格:2,200円 |
心電図ハンター(1(胸痛/虚血編)) 心電図×非循環器医 [ 増井伸高 ] 価格:4,180円 |
コメント