at a glance F 02 answer
解答は「左房負荷」でした!
左房負荷所見
・フタコブラクダP波@Ⅱ
・クレーターP波@V1
が目印ですね!
右房負荷の所見と同様で小さなP波の変化なので、
見逃してしまいそうです。。。細かい定義は、私は覚えてません💦
かたちからしっかりと見つけてあげてください!
これを見つけたら、
左心系の疾患
を疑います。
左心系の疾患というと、多くの心疾患が当てはまっちゃいますよね。
・弁膜症:僧帽弁/大動脈弁狭窄症、閉鎖不全症
・冠動脈疾患:心筋梗塞、狭心症
・心筋症:肥大型心筋症、拡張型心筋症
・上記の結果である左心不全
そして、血管疾患である
・高血圧症
も左心系の負荷となります。
心電図検定では
心電図検定では、
「左房負荷所見を出しておいて、選択肢から左心系の疾患を選ばせる」
って感じの出題になるかと思います。
左房負荷所見と左心系疾患をしっかりとリンクさせておきましょう!
蛇足
左房負荷があると、左房の電気的興奮が強調され、
その波形が際立ってきます。
特に、通常の心房内伝導路を通ると、V1では
右房の興奮が陽性
そして
左房の興奮が陰性
となるわけですから、
より陰性の成分が目立つようになり、
クレーター
ができるというわけです。
今回の左房負荷を通して、
V1誘導では左房興奮は陰性となる
ことを知りました。
これってあとあと実は役に立つんですよ〜。
まとめ
では、次回をご期待ください!
コメント